むし歯

むし歯

どうしてむし歯になるの?

どうしてむし歯になるの?

むし歯は、お口の中のむし歯菌がお菓子やジュースなどの糖質から作った酸により、歯が溶かされてしまう病気です。
初期段階には、「痛み」「しみ」などの自覚症状がほとんど現れないという特徴があります。また、間食や不規則な睡眠時間などの生活習慣が、むし歯菌を活発化させる可能性があることから、生活習慣病の一種であるとも考えられています。

食事中のお口の中の状態

食事中、お口の中の状態は次のように変化します。

  • 通常、お口の中はpH6.8程度の中性です
  • 食事を開始してしばらくすると、お口の中のpHが酸性に傾きます
  • 食事終了後、唾液の働きにより30分程度でお口の中が中性に戻ります

間食やだらだら食べなどにより、お口の中が酸性に傾いている状態が続くと、むし歯菌が活発化し、むし歯になりやすくなります。こうした食事習慣を見直し改善させることも、むし歯を予防するためには大切なことなのです。

むし歯の進行度

むし歯(Caries:カリエス)の進行は、「CO(シーオー)」から「C4」までの5段階で表されます。
進行度によって感じる痛みや治療方法は異なります。

CO

むし歯の初期段階です。歯の表面がむし歯菌の酸により浅く溶けていますが、肉眼ではほとんど確認することはできません。
また、痛みなどの自覚症状もほとんどありません。

治療方法
  • ブラッシング指導
  • 定期健診

C1

C1

むし歯により、歯のエナメル質が浸食された状態です。
歯に小さく黒ずんだ孔を確認することができますが、痛みなどの自覚症状はありません。
この段階で当院にお越し頂ければ、効果的に治療することが可能です。

治療方法
  • 歯垢除去(プラークコントロール)
  • フッ素塗布
  • シーラント

C2

C2

むし歯が歯の象牙質にまで進行している状態です。
冷たい物や甘い物がしみるなどの症状が現れ始めます。また、ブラッシング時に痛みが生じることもあります。

治療方法
  • 詰め物(インレー)
  • 被せ物(クラウン)

C3

C3

むし歯が歯髄(歯の神経)にまで進行している状態です。
歯髄が炎症を起こし、ズキズキと激しい痛みを感じるようになります。
さらにむし歯が進行し歯髄が壊死してしまうと、根管治療による歯髄除去が必要となる場合があります。

治療方法
  • 詰め物(インレー)
  • 被せ物(クラウン)
  • 根管治療
  • 支台築造

C4

C4

むし歯により、歯の見える部分(歯冠)がほとんど失われた状態です。
歯髄は壊死してしまっているので、痛みなどはありませんが、歯根の先に膿がたまり悪臭を放つようになります。
さらに膿の袋(歯根嚢胞)が膨らむと、顔が腫れる場合もあります。この段階まで進行すると、抜歯を検討しなければいけなくなります。

治療方法
  • 詰め物(インレー)
  • 被せ物(クラウン)
  • 根管治療
  • 支台築造
  • 抜歯

こんな症状に注意!

  • 時々、歯が痛む
  • 冷たい水や甘い物が歯にしみる
  • 歯を舌で触ると、ひっかかりを感じる
  • 歯に茶色い箇所や白濁している箇所がある
  • 歯の表面が黒く欠けている
  • 歯に孔が開いている

むし歯を予防するために

ブラッシング指導

ブラッシング指導

歯をむし歯から守るためには、毎日ご自宅でブラッシングすることが大切です。ただし、ただ「磨いている」だけでは高い予防効果は望めません。患者様の歯に合ったブラシを使い、適切な方法で磨かなくてはいけません。
当院では患者様の歯の状態を確認させて頂いた上で、歯科衛生士がブラシの選び方から磨き方まで、丁寧にご指導致します。
お子様につきましては、保護者の方にブラシの選び方や磨き方などをご説明させて頂きます。

デンタルフロス

デンタルフロス

ブラッシングだけでは除去することのできない、歯と歯の間や歯茎の汚れなどをデンタルフロスを使って落とします。歯科衛生士が適切な使用方法をご指導致します。
歯の表面だけでなく、歯の間などの汚れをきれいに除去することで、効果的にむし歯を予防することができるようになります。

生活習慣の指導

食事の摂り方や睡眠時間など、生活習慣とむし歯は大きな関わりを持っています。
「よく間食をする」「よく甘いお菓子を食べる「よく甘いジュースを飲む」「睡眠時間が不規則」といった方は要注意です。患者様から普段の生活状況をお伺いし、むし歯になりにくい生活習慣をご指導します。

フッ素塗布

フッ素には、次の効果が期待できます。
  • 歯のエナメル質を強化し、むし歯になりにくい歯を作る
  • 酸の生成を抑える
  • 歯の再石灰化を促進する

これらの効果が期待できるフッ素を歯に塗布することで、歯をむし歯から守ります。また、フッ素塗布は年に2~4回程度定期的に行うことで、さらに予防効果を高めることができます。

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